やくざいしめんきょもってるだけ

26歳から薬局長を勤めたいち勤め人の思うこと

正社員薬局長の2倍!?派遣薬剤師の待遇と懐事情

 

A.時給3000円

B.時給5000円

 

どちらが正社員薬局長の時給でしょうか?

 

答えはA.時給3000円です。

 

時給5000円は派遣薬剤師のお給料です。

 

年収換算では

3000円×8時間×255日=6120000円

5000円×8時間×255日=10200000円

*公休年間110日で計算

 

正社員はボーナス込みの時給換算。

結構な差になりますね。

 

地域や会社によって賃金に差はあるかと思いますが、

北海道の一地方都市の例として参考にして頂ければと思います。

 

もう会社を辞めてしまいましたが、

正社員の薬局長として派遣薬剤師さんを迎え入れて

思ったことを綴りたいと思います。 

 

 

ひとえに羨ましい

 

僕は9年間薬剤師として務めた中、6年薬局長を務め、

数人の派遣薬剤師さんと一緒に働きました。

 

正直、派遣薬剤師が羨ましくて仕方がありませんでした。

 

その場をわます仕事さえしていれば、

自分より良い給料がもらえてしまうのです。

 

上司からの面倒事もなければ、

事務員の小競り合いの仲介をしなくても良いし、

定時で上がることもできてしまいます。

 

 

時給以上にオプションが素晴らしい

 

派遣薬剤師の方々はほとんど道外からやってきていました。

そのため彼らは渡航費、住居費、水道光熱費まで会社が負担してくれているのです。

 

地元採用でそのまま薬局長になった僕は

住宅費などの補助は全くありません。

もちろん、水道光熱費など補助が出るわけがありません。

 

同じ北海道でも社員で転勤してきたのであれば、

8割負担の住宅手当がありますが、

薬剤師過疎地を地元としていた僕にはそういった手当も発生しません。

 

 

地元ですが、もちろん実家から出て一人暮らしをしています。

勝手に一人暮らしを始めただけでは、会社は手当を出してくれません。

当然手当が出るものと思い込んでいた当時、とてもショックを受けました。

 

 

派遣会社にも払っている分も考えると、、、

 

自分の務めていた薬局は派遣薬剤師に時給3500〜5000円払っていました。

 

派遣というからには派遣会社に払っている分もあります。

派遣会社への支払い分が7500円と書かれている書類を見たことがあります。

 

派遣会社の取り分と派遣薬剤師の取り分は

人によって変わるようです。

 

こんな金額書かれた書類をいち薬局長に見せて、

人事部や上司はいったい何を考えているのでしょうか?

 

一生懸命、正社員の残業代削る前に、

その派遣薬剤師の給料をなんとかするとこだろうと考えてしまいます。

 

 

派遣薬剤師は正社員より能力が高い??

 

幸運にも派遣薬剤師さんたちは良い人ばかりでした。

みんなきちんと仕事をこなすし、

コミュニケーション能力も問題ありません。

 

薬剤師以前の人間力と言いますか、

全国どこでも行くようなアクティブな人たちでした。

 

かたや正社員はと言うと、転勤や異動はだいたい渋り、

1週間や1ヶ月の短期応援さえも渋る。

腰の重いやつらばかりでした。

(自分もその中の一人だったかもしれません。。まぁ人のいない地域で管理薬剤師やってたので、他店応援も異動もないのですが。。。)

 

派遣薬剤師さんは正社員のクソ新人、中年おっさんなどよりもよっぽど優秀です。

と言うか、みんな優秀だから派遣薬剤師をやっているのだろうと感じます。

  

きっとどんな薬局に行っても

自分の能力でやっていける人たちなんだと思うのです。

 

正社員にしがみつかないと生きていけないようなやつは

きっと派遣薬剤師という道は選べません。

 

 

 

、、、あ、、だから正社員の方が給料が安いのかもしれませんね。

 

会社を辞めて改めて考えると、そんな使えない正社員に

残業代や時給単価上げようだなんて経営者は思わないですよね。

 

 次、また薬剤師として働くことになれば派遣薬剤師として挑戦をしてみます。

 

 

 

追記:3ヶ月派遣やってみました。

 

kimamaniyakuzaisi.hatenablog.com