やくざいしめんきょもってるだけ

26歳から薬局長を勤めたいち勤め人の思うこと

前十字靭帯の手術が不安なあなたへ。受傷から入院編〜僕も経験者です〜

 

手術って受けたことありますか?

どんな手術を受けるとしても、手術はいくつになっても怖いものです。

経験がなければその家族も不安に悩まされてしまいます。

 

僕の場合周りに前十字靭帯手術の経験者がいたので、

どんな状況になるのか詳しく聞くことができ、少し気持ちが楽でした。

 

このような手術の経験をブログや日記に残している人は多くないですよね。 

 

ここでは僕の経験を元にして

手術に不安な気持ちが少しでも楽になるよう手助けできたらと思います。

 

 

始りは夜間救急と松葉杖生活

 

僕は左膝の全十字靭帯と内側側副靭帯の2箇所を損傷しました。

原因はバスケの試合中に相手選手と接触したためです。

 

どう接触したのかは自分でもわからないのですが、

ずいぶん派手に転倒したようで、頭を打ち血を流していました。

 

みんな頭の心配をしてくれるのですが、

痛いのは、頭ではなく膝なんです。

少しでも動かすと激痛が走り1歩も歩ける状態ではありませんでした。

 

みるみるうちに腫れだして痛みは止まず

救急車のご厄介になることになりました。

 

その日は夜間救急に運ばれ、お尻に痛み止めの注射だけして返されました。

 

夜間救急ではレントゲンを撮るくらいで満足な検査はできません。

後日ちゃんとMRIなどの画像検査をし、

正式に診断がくだされる流れになります。

 

この日、自分では運転できなかったので、

後輩達が自分の家に車を運んでくれたり、

本当に感謝しかありませんでした。

 

 

手術までの2ヶ月間

 

バスケをこれからも続けたかったため、

すぐに靭帯の再建手術を決めました。

 

ここでまず覚えておいて欲しいのが、

怪我をしてからすぐに手術はできないということです。

 

まずは腫れが引かないといけないのです。

 

 

最初はひたすらアイシングをしていました。

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この青い固定テープの中に氷嚢をぶち込んであります。 

 

この時の腫れている膝がこちら。

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左膝の皿が腫れてわからない状態ですね。

ちなみにこの腫れのせいで左膝はほとんど曲がりません。

 

この腫れが引いて、ある程度曲がるようにならないと手術はできないのです。

 

仕事中はずっと冷やしながら固定をしていましたが、

家に戻ってからは早く曲がるよう

痛くならない範囲で曲げ伸ばしを繰り返しました。

 

この腫れは体液によるもので、

週に1回、この膝に溜まった血やら水やらを抜く処置をしてもらいます。

 

毎週抜いていた血がこちら。

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まだ赤い色をしていますね。

この血の色はどんどん透明になり量も減っていきます。

 

受診するたびに、

 

「○○mL取れたね〜」

 

とか

 

「色薄くなってきたね〜」

 

なんて話をします。

 

腫れが引き色が透明になり、膝が曲がるようになると

手術を検討する時期になります。

 

自分で曲げ伸ばしして、早く曲がるようにするのが意外と大事かもしれません。

 

1ヶ月半程度で松葉杖なしで歩けるようにはなります。

 

たまに膝がカクッと抜けてバランスを崩すような時もありましたが、

2本靭帯が切れていても人間は歩けるようです。

 

 

装具の作成

 

膝の腫れも引いてきた頃、リハビリで使用する装具を作ります。

 

1人1人膝の形状は違うため、義肢装具士さんに膝の採寸をしてもらい、

石膏で型をとって自分専用の装具を作ることになります。

 

こちらが僕の使用していた装具です。

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着用したらこのような感じになります。

黒い保護スパッツ的なものもついてきました。

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 これがなかなか良い値段がするので気をつけてください。

一旦、11万円ほどの支払いをすることになります。

 

装具は病院へ支払う医療費には含まれず、

装具屋さんに直接支払いをすることになります。

 

3割負担ではなく、全額を装具屋さんにお支払いをしなければなりません。

全額支払いをした後に、この領収書と医師の診断書を持って手続きをすれば

7割分戻ってくる制度になっているようです。

 

僕は年金事務所で手続きをして7万円ほど戻ってきました。

領収書と医師の診断書は必ず捨てずに、大事にとっておいてくださいね。

これは最重要事項です!絶対です!

忘れると7万円損します!

 

病院の入院費のように最初から3割負担にしてくれたら、

大金準備しなくて済むし、面倒な手続きもなくて良いのになと思いました。

 

 

入院から手術当日、術後のリハビリについては

また次のブログで紹介させていただきますね。

kimamaniyakuzaisi.hatenablog.com