やくざいしめんきょもってるだけ

26歳から薬局長を勤めたいち勤め人の思うこと

前十字靭帯の手術が不安なあなたへ。入院から手術当日編〜僕も経験者です〜

 

手術を受ける前に緊張しない人なんているのでしょうか?

そんな強心臓になってみたいです。 

こちらでは手術前日と手術当日について書きます。

このブログを読むことで、

入院から手術前夜の不安が少しでも解消されたら良いなと思います。

 

 

手術前は絶飲食

 

入院日は15時に病棟へ来るよう指示されて病室に通されました。

4人相部屋の窓側のベッドです。

 

夕食は支給されましたが、21時からは食べ物禁止の絶食、

翌朝7時からは飲み物も禁止の絶飲食です。

 

入院中はプレートでわかりやすいよう管理されています。

手術後はこの歩行プレートが車椅子に変わることになります。

せっかく歩けるようになったのに、一旦また車椅子生活に戻ります。

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絶飲食にする理由は、全身麻酔であるため

手術中にいろいろ体内から出てこないようにするためです。

 

できるだけお腹や膀胱はクリーンにしておかなければなりません。

 

 

手術室に運ばれて

 

翌日、医師が午前中の診察を終えてから手術が始まります。

手術室に行くまでが一番緊張しました。

 

病室から全裸で手術室に行く用の台車に乗せられます。

いつも見慣れた病院の天井を眺めながら、

普段乗らないエレベーターに乗って運ばれるのです。

 

手術室の前で、手術担当の看護師さんに引き渡され、

いつもの病室の看護師さんとはここでお別れです。

 

この辺が緊張のピークでした。

いよいよだなーっと実感します。

 

手術室に入ってからは、

執刀医の先生と少しお話をして、

そのあと麻酔科の先生の出番です。

 

腰に何かを打たれてから、

「足動かせる?」

と聞かれます。

 

最初動かせていたのですが徐々に動かせなくなります。

 

次に冷たいガーゼを足に当てられて、

「冷たい?」

と聞かれます。

 

足、お腹、胸とだんだん下半身から上半身に向かい冷けてカーゼを当てられていきます。

こちらも最初冷たさを感じていたのですが、徐々に何も感じなくなっていきます。

 

麻酔って本当に動けなくなるし、

触れられている事すらもわからなくなるのを

身を持って実感しました。

 

足の感覚も冷たさも全然わからなくなったところで、

 

「もうすぐ眠らせてあげるからね。」

 

と言われてからは手術室の記憶がありません。

次に意識が戻るのは、自分の病室に戻った時です。

 

 

術後すぐに注意したいこと

 

手術が終わり病室で目がさめると、

体からいろいろな管が通されていることに気づきます。

 

口には酸素マスク

腰には麻酔の管

腕には何かの点滴の管

膝からは血抜きの管

尿菅まで挿入されていました。

 

麻酔が効いていたおかげか痛みはほとんどありませんでした。

体中重だるいって感じです。

 

手術直後の膝はなかなか痛々しい見た目です。

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目が覚めたことに気づいた看護師さんが晩御飯を持ってきてくれるのですが、

自力で起き上がることができず、起き上がっても気持ち悪くて食事どころではありません。

 

結局この日の晩御飯は一口も食べることはできませんでした。

きっと食事代がかかってしまうので、あらかじめ術後の食事はいらないと言っても良いかもしれません。

 

 

あと、術後気をつけた方が良いのは寝ている時の体勢です。

 

麻酔が効いているためか、ベッドと背中の圧迫に気づく事ができません。

ずっと同じ体勢で寝ていると麻酔が切れた頃、すごく背中が痛み始めます。

背中が圧迫され血流が悪くなっているためです。

 

寝たきりの人が体位を変えないでいると血流が悪くなって褥瘡になってしまうのと似ています。

 

褥瘡(じょくそう、Bedsore, Pressure sore, Pressure ulcerDecubitus ulcer)は、臨床的には、患者が長期にわたり同じ体勢で寝たきり等になった場合、体と支持面(多くはベッド)との接触局所で血行が不全となって、周辺組織に壊死を起こすものをいう。一般には床ずれ(とこずれ)とも呼ばれる。 ウィキペディアより引用

 

寝返りはとても重要な役割を果たしているのだと感じました。

 

この背中の痛みを避けるために、

術後病室に戻ってきたら体勢を帰る事を意識してみて下さい。

 

ここで先ほどの管だらけの体がき気になるところですが、

思い切って体勢をかえてください。

大丈夫です。

痛みを感じてからでは遅いのです。

 

 

 

入院中で唯一、ナースコールを使ったのがこの時でした。

 

夜中に背中が痛みだし、看護師さんに頼んでベッドと背中の接地面を変えてもらいました。

 

術後のリハビリの痛みも辛いですが、

こっちの痛みの方が僕は辛かったです。

 

手術の直接的な痛みだけではなく、

ベットに戻ってからの注意で避けられる痛みもありますので、

ぜひとも体勢には注意して頂きたいです。

 

 

術後経過とリハビリについてはまた別途ブログに書かせて頂きますね。

kimamaniyakuzaisi.hatenablog.com