やくざいしめんきょもってるだけ

9年間同じ会社に務めた元薬局長。アンチ正社員薬剤師の日記

1人薬剤師のドライブスルー薬局で起きた、私の薬を先にしろ問題

 

一人薬剤師をやっていると、話相手がいません。

たまに、無性に人に話を聞いて欲しくなることがあります。

 

一人薬剤師のドライブスルーで起きた問題を考察します。

 

 

 

早く薬が欲しい患者

 

ドライブスルーは時には車が重なる事があります。

1台目にお子様3人分などで、時間がかかる処方内容であると

車の流れはストップしてしまいます。

 

薬局内に調子の悪い子供を3人連れ込む労力を考えると、

車の中で待機できる事は、

お母さんにとってとてもメリットな事なのだと感じます。

 

この時、2台目が待ちきれず

「前の車が進まないから、中に持ってきた。先に作ってくれ」

と言う人がいます。

 

こいつ、いったいどんな感覚で言っているのだろうと、

疑問に思ってしまいます。

 

 

スーパーでいうなら、

前の人がカゴ3個いっぱいに買い物しており、時間がかかるから

自分を先にしろ、とレジ店員にいうのと同じです。

 

待てない患者はこれまでもたくさんみて来ましたが、

ドライブスルーでは鮮明にそれが表れる形となりました。

 

 

原因を考えてみた

 

こんな人が現れる原因を考えてみました。

 

 

まず第1に、ドライブスルーが早いと思っている。

マックとすき家のような感覚で薬局を使用してしまうと、

それは前の車が進まないとイライラします。

 

 

第2に、薬局内のようにあと何人待ちかというのが見えない。

薬局内での順番は、入って来た順である程度予想できますが、

ドライブスルーでは車1台にどれだけ時間がかかるかを

後ろの車が予想できません。

 

 

第3に、マックやすき家のように注文口と受け取り口が別になっていない。

ドライブスルー調剤は、普通の薬局に車の通路と窓が1個ついているだけです。

 

マックやすき家のように

オペレーターがいて、

注文窓口からの導線があって、

調理する人がいて、

というようなシステム化や効率化ができている訳ではないのです。

 

 

第4にワンオペの限界

事務なし完全1人体制で、3人分の薬を作っていると、

後続の車まで気が回らない事があります。

 

薬局内への持ち込みであれば、すぐに気づき対応できるのですが、

外で待つ2台目への注意がおろそかになってしまいます。

 

 

 

 

対策を考えてみた

 

とにかく車をその場に止めない。

 

処方せん受け取り窓口と薬受け渡し口を別にする。

または

処方せんを受け取って、時間がかかると判断したらすぐ窓口から離れて貰う。

 

これで、1人薬剤師でも後続の車を見逃す機会は激減し、

「前の車が進まないから」という問題は解決できます。

 

 

事務員でもいいから、複数人体制にする。

 

誰でも良いから、1人いてくれたら、

車はそのままでも他の患者に注意を払う事ができます。

 

 

「ドライブルー=早い」 は間違いだと認識させる。

 

早く薬を渡すためには、それなりの条件が必要です。

あくまで同じ薬局窓口、ファーストフード感覚では出来ない事を啓蒙する。

 

 

 

今すぐにできる事

 

出来てしまった薬局の構造を変える事や、

人を増やすなどは、

いち現場の薬剤師はどうする事も出来ません。

 

ドライブスルーのファーストフード感覚も

すぐに拭えるものではないです。

 

なので、すぐにできる事は

とにかく、車をその場に止めない事の一択です。

 

 

もし、またドライブスルーの1人薬剤師をする機会があれば十分に注意したい。

また、ドライブスルー薬局を利用する際は問題点がある事も認識して欲しいです。

 

 

 

 

ドライブスルー関連にはこちらの2記事もあります。

薬剤師が考えるドライブスルー薬局を使用する5つのメリット - kimamaniyakuzaisiの日記

薬剤師が考えるドライブスルー調剤の正しい使い方 - kimamaniyakuzaisiの日記