ディズニーランド120分待てるが、薬局で12分待てない理由
薬局で働いている人で
「まだですか?」
と聞かれた事のない人はいないはずです。
ディズニーのアトラクションに乗るために
「まだですか?」
とスタッフに聞く人はほぼほぼいないと考えます。
同じ待ち時間なのにどうしてこうも差が出るのかを考えてみました。
- 待った先に『楽しい』があるかないか
- 待った先に『会いたい人』がいるかいないか
- 待ち時間に『ワクワク感』があるかないか
- 待ち時間に『予想』が立てれるかどうか
- 待ち時間を『良い思い出』にできるかどうか
- 待ち時間に『笑顔』があるかどうか
以上6点考えましたので順に見ていきましょう。
待った先に『楽しい』があるかないか
ディズニーランドの待った先には、
乗りたいアトラクション、みたいショーなど楽しみが待っています。
待った甲斐があると思えるほどの楽しみが待っています。
薬局の待った先には、
なんの楽しみも待っていません。
乗りたいアトラクションもみたいショーもありません。
待った先にあるのは事務的な薬の説明と確認です。
待った先に『会いたい人』がいるかいないか
ディズニーランドで待った先には、
ずっと会いたかったミッキーやミニーちゃんがいます。
ダッフィーやプーさんだっています。
みんなに会いたくて仕方がないのです。
会いたくて、会いたくて、震えるレベルです。
薬局で待った先には、
特段、会いたくもない薬剤師が出てきます。
なんなら、あの薬剤師苦手なんだけどってレベルです。
薬が欲しいから、仕方なく薬剤師に会ってあげています。
病院でもらえるなら、病院で薬もらって帰りたいんですけど。
待ち時間に『ワクワク感』があるかないか
ディズニーランドは
何を待っている時間もワクワクします。
- 開園を待つ時間
- レストランで頼んだメニューを待つ時間
- アトラクションに並んでいる時間
- パレードが始まるまでの時間
- ディズニーランドに行くまでの時間
全部、ワクワクが止まりません。
薬局は
待ち時間に何のワクワクもありません。
- 薬局が開局するまでの時間
- 処方せんを薬局受付に渡して待つ時間
- 自分の名前が呼ばれた瞬間
- 薬の説明を受けている時間
- 処方せんをもらって薬局に行くまでの時間
全部、ワクワクがありません。
待ち時間に『予想』が立てれるかどうか
ディズニーランドでは
整然と並ばれている列をみると、
あとどれくらいで目的地までいけるか予想を立てる事ができます。
予想が立てられると、待つ事も耐えられるし頑張れます。
薬局では
入った順番で、ある程度の順番の予想がつきますが、
待合室にバラバラに待っており、
その進み具合も一定ではなく、予想が立てる事ができません。
予想が立てられないと、
いつまで待てば良いのかと頑張りようがありません。
薬剤師が調剤室で自分の薬を準備しているかどうかわからないと
忘れられているのではないかと不安になるのです。
待ち時間を『良い思い出』にできるかどうか
ディズニーランドは、
待ち時間も良き思い出になります。
- どんなアトラクションかと期待に胸を膨らませること
- どんなショーかと夢みること
- 友人と語らうこと
- 同じ空間を共にする人たちの観察をすること
全てが良き思い出になりえます。
薬局で、
待ち時間は良き思い出だと言ってる人に出会った事がありません。
- 体調を思うと胸が悪くなり
- 薬飲んで早く寝て、良い夢みたいなと思い
- 薬剤師との語らいはそこそこにして早く帰りたい
- 同じ空間を共にする人は病人ばかり
良い思い出にする要素が見つかりません。
待ち時間に『笑顔』があるかどうか
ディズニーランドは
夢の国と言われ、夢と希望に満ち溢れ
笑顔が冴え渡ります。
薬局は
調剤屋と言われ、利権と欲望に満ち溢れ
笑顔がひきつります。
結論
ディズニーランド内に薬局があったら、
みんな喜んで120分待つ。
または、
薬局までミッキーにきてもらって
白衣着せて、
パレードやって、
楽しくワクワクしてもらい
良い思い出を作って、
笑顔にしてあげれば
軽く12分以上待てる。
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