やくざいしめんきょもってるだけ

26歳から薬局長を勤めたいち勤め人の思うこと

派遣薬剤師を退職した後、失業手当はもらえるのか?

 

派遣薬剤師として働くため派遣会社に入社し、

3ヶ月きっかりで派遣会社を退職しました。

 

退職して1ヶ月半たち、ようやく離職票が届きました。

現在どこにも属していないわけで無職の状態です。

 

貰えるものは貰っておこうと思い、失業手当がもらえるかどうか調べてみました。

 

 

失業手当への幻想

 

今回、失業手当が貰えるか調べて見るまで

失業手当は前職でもらっていた額の2/3程度が誰でも貰えるものだと思っていました。

 

しかし、そう単純なものではありません。

結論から言うと、僕はもらえませんでした。

 

失業手当をもらえないケースは他にもたくさんあるのですが、

僕の場合のもらえなかったケースを2点紹介します。

 

 

原則として、離職の日以前2年間に12ヶ月以上被保険者期間がなくてはならない

 

まず1点目です。

派遣で働き始めるまでに1年以上国内外フラフラしていたわけで、

ここ過去2年間に12ヶ月はギリギリ被保険者期間になっていませんでした。

 

 

 

自分の名義で事業を営んでいる方は支給を受けられない

 

そして2点目、事業を営んでいるといえば大げさですが、

Amazonヤフオク、メルカリを使ってお小遣いを稼いでいたので、税務署に個人事業主の登録をしてあります。

http://kimamaniyakuzaisi.hatenablog.com/entry/2017/09/02/011959

 

正社員として働く傍、個人事業主として副業している人は失業手当がもらえなくなってしまいます。

 

個人事業主として登録のある方は個別に相談して下さいと注意書きがありましたが、

すでにもらえないことは確定していたので聞きにはいきませんでした。

 

きっと他にもいろいろな条件があるのだと思います。

 

 

貰えるとしたらいったいいくら貰えるのか?

 

今回、失業手当はもらえないとわかったわけですが、

せっかくなのでもし支給条件をクリアしていたらいつからいくら貰えるのか計算してみました。

 

 

失業手当の給付日数は90日

 

失業手当の給付日数はそれまでの勤続年数により決められ、

10年未満:90日

10年以上20年未満:120日

20年以上:150日

に分類されます。

 

 

給付される金額は7075円/日

 

総額7075円×90日=636750円

1ヶ月あたり212250円の支給となります。

 

この給付される金額は離職する直前の6ヶ月前に支払われた賃金の合計を、180で割った金額(賃金日額)のおよそ80〜45%で計算されます。

 

この計算には上限も設定されており、時給5000円の派遣薬剤師として働いていたのであれば余裕で上限を超えてしまい、最低の45%以下の支給額となっています。

 

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もし、半年時給5000円で働いていたらと仮定すると、

5000円×8時間×20日×6ヶ月÷180=26666.66…円となり

支給率は26.5%程度となります。

 

 

支給開始日は3ヶ月後から

 

詳しくは

離職票ハローワークに提出し、求職の申し込みをしてから7日間の待機期間+給付制限期間の3ヶ月を経過した後」

となります。

 

これは自己都合により離職した場合であり、

会社の都合により離職した場合は給付制限期間の3ヶ月は待たなくてよくなります。

 

また失業手当を受けるには、原則として4週間1回、失業の認定を受ける必要があります。

 

 

結論

 

派遣薬剤師は失業手当のことを考えるなです。

 

半年間無収入でただダラダラしたいだけなら別ですが、

3ヶ月待って、それから3ヶ月間で63万円の支給を待つくらいなら

サクッと時給5000円以上の求人見つけて1ヶ月稼いで、また好きなことしていた方が良いと考えます。

 

4週間に1回ハローワーク通いも負担になると感じます。

 

基本的に失業手当は、再就職をめざす人を支援する制度であるため、働こうと思えばいつでも働ける薬剤師が受給するのはまずいのかもしれませんね。

 

また不正受給には処分が下されてしまうようですので十分注意して申請をしなければなりません。

 

一応、気になっていたので参考までにまとめてみました。