やくざいしめんきょもってるだけ

26歳から薬局長を勤めたいち勤め人の思うこと

派遣薬剤師の時給はどうやって決まるのか考察したブログ

 

派遣薬剤師の時給は

いったいどのようにして決まっているのでしょうか?

 

よく求人の給与,手当欄に記載されている

 

『*経験、年齢による』『*委細面談』

 

このような表記はいったい何を基準にして

金額を変えられているのでしょうか?

 

このブログでは実際、派遣会社に4社登録してみて

こうすれば時給が上がるのではないかといった考察をまとめてみました。

 

 

経歴

 

まず時給を考える前に、

僕の薬剤師としての経歴を軽く紹介します。

 

この経験の上で、

これくらいの時給になるのだと

参考にしてもらえればと思います。

 

32歳。9年間転職歴なしの薬局薬剤師。

同じ会社内でタイプの異なる4店舗を経験。

前会社退職後1年間ブランクありです。

 

管理薬剤師6年経験、1人薬剤師も経験しており、

処方箋10枚/日〜200枚/日の店まで、

診療科も総合病院門前、個人病院門前、完全に面で受ける調剤まで

それなりに色々経験してきました。

 

派遣会社に登録するときには、

もっと詳しく経歴を記載させられます。

 

  • 勤務した薬局名
  • どれくらい勤務したか
  • 処方箋枚数
  • 主要な取り扱い処方箋の診療科
  • 薬剤師数
  • 役職

 

これらの項目を各薬局についてそれぞれ聞かれます。

場所によっては業務内容、退職理由まで聞かれるところもありますね。

 

最初は面倒ですが、

経歴は1回整理しておくと

あとは使い回せるので楽になります。

 

 

余談ではありますが、

3年のブランクがあると

紹介を渋る派遣会社があることが確認できております。

 

 

勤務先の条件を聞かれる

 

経歴を提出すると次はこちらの希望条件を聞かれます。

 

  • 希望の雇用形態(正社員・契約社員・パートタイム・派遣・紹介予定派遣など)
  • 勤務希望エリア
  • 入社可能時期
  • 勤務先形態(調剤、OTC、病院等)
  • 勤務可能時間
  • 勤務可能曜日
  • 休日
  • 希望時給または月給、年収
 

 

もっと色々聞かれる会社もありますが、

この辺がメインになっていると思います。

 

僕の条件は

 

『全国どこにでも行くから、完全週休2日で住宅支給、

勤務は3ヶ月限定で、時給が1番良いところ紹介して』

 

というものでした。

 

また注意事項として

 

『変形労働を組んで水曜日土曜日を半日出勤で

1日休みが日曜日4回しかないような職場は認めない』

 

という条件もつけました。

 

半休が嫌いな理由はこちらで粛々と紹介をしております。 

kimamaniyakuzaisi.hatenablog.com

 

 

各種求人の紹介

 

経歴や条件の一通りのヒアリングを終えると

各社それぞれ案件を出してきてくれます。

 

ここからいよいよお金の話になっていきます。

 

最初、派遣会社は3,300〜4,300円ほどの

案件しか出してきませんでした。

 

これは完全にこちらの足元をみています。

 

なぜなら、

 

似たような経歴の大学の同級生が

すでに時給4,000後半〜5,000円

派遣薬剤師として全国を渡り歩いていることを

知っていたからです。

 

さらに、

 

前職の正社員時代に雇われていた会社が

派遣会社に時給7,500円支払っていたりという

相場を知っていたからです。

 

いったい派遣会社はいくらの紹介手数料をとっているのでしょうか?

派遣紹介業がビジネスとして成り立つためには、

いくらの手数料を取れば良いのか気になるところではあります。

 

 

このような経緯から

時給3,000円代や4,000円前半の案件は全て断り続けました。

 

また、

 

派遣会社4社に登録し

実際に求人紹介までに到ったのは2社でした。

 

1社は連絡がこず、

もう1社は登録住所に郵送されてきた登録用紙を返送してからでないと

話が進まなかったため断念しました。

(*登録用紙の記入、返送が面倒だったわけではなく、海外長期渡航中であったため対応ができませんでした。)

 

両方の会社に

 

『今回派遣初めてで、派遣会社は4社登録しました。』

 

というのも伝えました。

 

そうすると時給は徐々に4,000円後半代まで上がりました。

 

そうですよね。

 

他の派遣会社に取られるくらいなら

時給を上げて引き止めにかかりますよね。

 

どちらの会社も頑張って時給を上げてくれました。

 

実際頑張っているのかどうかわかりませんが、

メールの交渉だけで、働いてもらえればお金の入る薬剤師が

目の前にいるのですから必死になるのだと思います。

 

 

さぁ、目指すは時給5,000円以上でしたのでもう一押しです。

 

派遣登録した時は無職だったため、いつでも働けた訳ですが、

特に急いで職場を探しているわけでもありません。

 

派遣会社に対して、

今すぐにでも仕事が欲しいという雰囲気をだすのではなく、

 

そんな時給じゃ働かないよという余裕を見せておくと

良いのではないかと実感しました。

 

そこでようやく時給5,000円の案件が出てきて

めでたく派遣薬剤師デビューが決まりました。

 

 

後日談

 

初めての派遣薬剤師でも時給5,000円は可能であることが

実証された訳ですが、実は時給はまだ上がると予想しています。

 

ある派遣会社に契約が決まった後、

もう一方の会社には、もう勤務先が決まってしまいましたと

お伝えしなければなりません。

 

この時、どこの会社でいくらで契約したのかを聞かれたので、

 

正直に

 

『〇〇さんで、時給5,000円超えるところ紹介してくれたんですよね〜』

 

と答えると、

 

『そうでしたか。。次はそちらに負けないように頑張ります!』

 

と回答をいただきました。

 

実際、3ヶ月限定の派遣が終わりそうになった頃に

この派遣会社さんから連絡がありました。

 

時給5,500円でどうですか?』

 

またしばらく薬剤師をお休みしようと思っていたので

お断りしてしまいましたが、

派遣薬剤師の時給にはまだまだ上がありそうです。

 

 

 まとめ

 

*時給が上がるのではないかと思ったポイント*

 

  1. 全国どこでもOK
  2. 複数の派遣会社に登録する
  3. 職探しを急いでいない、という余裕を見せておく
  4. 1社決まったら、他の派遣会社に時給を伝えておく

 

以上、実際経験したことを元にまとめてみました。

 

これを読んだ方が、

少しでも待遇面で納得した派遣薬剤師生活が送れる

一助となるよう願っております。