やくざいしめんきょもってるだけ

26歳から薬局長を勤めたいち勤め人の思うこと

「医薬分業なんて建前だ!俺の患者を優先しろ!」と医者に言われた薬剤師

 

「医薬分業は建前」らしいです。

「患者が減るのは薬局が薬を出すのが遅いから」だそうです。

 

薬局は前年比ずっとプラスで推移しておりました。

呼び出されて、こうもまっすぐ言われると清々しいです。

 

もう僕は医者には逆らいません。

好きにやってくれと思います。

 

 

薬局長!喧嘩したらダメだからね!

 

ほんと、こんな医者は関わらないにつきます。

いち雇われ薬局長にはなんの権限も存在しません。

上司はイエスマンでしかありません。

隣の医者の言いなりもいいとこです。

 

「俺の電話にはすぐに出ろ」

「俺が電話した時に通話中になってんじゃねぇ」

 

こっちの話なんて聞きやしません。

こっちは普通に仕事しているんですよ。

あなたの都合だけに合わせていられないのです。

 

ある日呼び出されて、本当にめんどくさくて、

今後隣のクリニックとの関係や、社内の立場などどうなっても良いので、

言いたいこと言ってやろうと密かに思っていました。

 

するとベテラン薬剤師さんに

「薬局長!絶対喧嘩してきちゃダメだからね!」

と、とめられてしまいました。

 

当時28歳。まだ若かったのでしょう。

もう何かしでかす気が、見え見えだったのかもしれません。

この制止のおかげで、医者の前ではなんとかイエスマンで過ごしました。

 

言いたいこと言って嫌われてしまえば、社内的な立場も悪くなり、どこかにとばされるので早く楽になれたかもしれません。

 

 

先代からの関係

 

どうも先代の院長が院外に処方せんを出し始めた時に、

こっちの会社の偉い人との繋がりで薬局を開局させたようです。

 

現在は2代目の息子が院長をつとめて前述した通りのありさまです。

 

先代はもう現場は退いているのですが、

日曜日に個人携帯に電話かけてきて、

 

マイスリー睡眠薬)持ってきて」

「点鼻持ってきてくれ」

「後で処方せん書いとくから」

 

せめて、営業時間内に注文しにきてください。

僕はあなたの部下ではありません。

休日も何もあったものではなかったですね。

 

本当に声を大にして言いたいです。

このもうろくボケジジイがっ!!

 

 

クリニックの事務員を薬局が募集

 

隣のクリニックは、定期的に事務員が辞めます。

原因は知りません。

その補充をなぜか、薬局に求めてきます。

 

薬局長より上の上司は医者にはイエスマンでしかありません。

薬局の事務に、隣のクリニックの事務にならないかと進めまくります。

 

結果、現状を知っている薬局の事務員は誰も行くことはありません。

そうなると、有料の求人広告をかけることになります。

なぜ薬局がそこまでクリニックの世話を焼かなければならないのか。。。

経営的な分離とはいったいなんなのだろうか。

 

 

クリニックの除雪作業は薬局の仕事

 

毎年雪が降る季節になると院長から電話がかかってきます。

「そろそろ雪が積もる時期なので駐車場の除雪を頼む」と。

 

ここでも声を大にして言いたいですね。

「テメェでヤレ」と

 

まぁそのような言葉は飲み込んで上司に電話1本入れたら済むことです。

雪が積もった日には、薬局が経費使って除雪車が出動します。

 

処方を発行する医療機関はたいそうな権力があるようです。

 

 

院長先生、理事長先生を奉る

 

薬出すのが大好き先生

新薬大好き先生

これらの先生様はとても丁重に扱われます。

 

製薬会社

医薬品卸

薬局

 

みんなが喜びます。

 

薬大好きな患者も喜びます。

 

こんな誰もが喜ぶことなので、これはさぞかし良いことなんだと思います。

ここで医療費の議論などする気はありません。

 

忘年会と呼ばれる先代夫妻と息子の院長を奉る会など本当に行くのが憂鬱でした。

僕は本当にこのような医者は嫌いなんだと感じました。

 

 

結論

 

僕はこの薬局を7ヶ月程度で降ろされました。

精神衛生上それで良かったのだと思います。

人には向き不向きあり、相性の有無があります。

 

薬剤師ならどこだってできるのです。

無理して嫌な職場で仕事を続けることもないでしょう。 

 

 

 

しかし患者の立場から見た場合、このような医者をうまく使ってクレームを入れる方法は大変有効な手段になることがあります。

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