やくざいしめんきょもってるだけ

26歳から薬局長を勤めたいち勤め人の思うこと

自己紹介 〜 薬局長からニート編 〜

以前の記事でニートから薬局長までの紹介をさせて頂きました。

 

kimamaniyakuzaisi.hatenablog.com

この続きからの紹介をさせて頂きますね。

 

こいつ、ただのワガママ放題だろと感じるところもあるかもしれません。

ネガティブ記事に触れたくない方はこちらの記事は辞めておきましょう。

 

 

 

新規開局の影響で

滑り込みで薬局長になってしまった訳ですが、

 

4年制と6年制のハザマの世代であり

薬学の卒業生が出てこない時代です。

 

後輩が入ってこないので、薬局長とは言っても会社の中では

いつまでたっても下っ端でした。

 

最近はこの傾向は特に強く、

年々薬局長になる年齢は若くなっております。

 

僕で3年めに薬局長になりましたが、

今では1年たったら薬局長になる人も出てきています。

 

チェーン薬局というのは、利益を上げ続け株主様に報告

しなければならないので、次々と新規開局しなければならず

このような現象が起きているだと思います。

 

こうした経緯で薬局長になった訳ですが、

アルバイトの期間も含めて2年いたので、

薬局長会議や毎日の管理業務が追加になった以外は

これまで通りやっていけました。

 

仕事が忙しいと思い始めたのは5年目くらいからです。

薬局長をやりながら

地区30店舗の薬局の応援担当を任せられるようになってしまいました。

 

 限られた薬剤師免許を持った人員で全店を回さなければなりません。

道北は稚内、道東は釧路までと北海道のほぼ半分が範囲となります。

場合によっては経費を使った出張も発生します。

 

これがなかなかみんな行きたがらないんですよね。

個人的には1週間程度、ちょっと違う地域で働いて来るくらい

なんともないと思っていたのですが、

家庭持ちは全く行きたがらずこの辺の価値観の相違に頭を悩ませました。

 

 

7年めに入る頃に、道内でも1、2を争う売り上げの店に異動となりました。

ここでは患者からも医者からも毎日罵声を浴びせられました。

 

患者からは

「薬を出すのが遅い」

「優しさがない」

「タクシー待ってるから私に先に出して」

 

医者からは

「俺の電話にはすぐに出ろ」

「医薬分業なんか建前なんだから、俺の患者を優先しろ」

 

薬局や門前の病院が変わると

ずいぶんと環境が変わるのだと実感をしました。

 

 

この薬局は7ヶ月程度で変えさせられました。

 

 

次はかなり流行っている耳鼻科の門前薬局でした。

薬剤師には1日1人処方箋40枚までという決まりが法律に記されています。

 

この薬局では正社員2人と3時で帰るパート応援者の3人体制でした。

花粉症シーズンにはMAX180枚の処方箋がやってきます。

 

この人数問題は保健所に提出する人員名簿に非常勤として、

エリアマネージャーの名前が入っていたり、

1年間の平均で1人40枚超えなければ良いので

法律的には問題ないそうな。。。

 

法律上問題はなくても、シーズン中の患者の爆発力は

なかなかシンドイものでした。

 

 

1日1人で100名患者と接するって結構な作業です。

1人6分使ってしまったら、それだけで600分。

10時間もの時間が必要となってしまいます。

 

 

しばらく我慢して続けていましたが、

特に出世欲が強くあった訳ではなく、

お金に困っていた訳でもないので、

我慢して働く意味を見出せず、ここで1回目の辞表を提出します。

 

辞表を出すと、会社は驚くほど対応を変えてくれます。

 

 薬局長から降ろそうかと提案してくる

薬剤師の応援担当から外す

自店の薬剤師の人員を増やす

 

 

そこには、言ったもん勝ちの世界が繰り広げられるのです。

 

 そこで、これまで使わずただ消ゆくだけだった有給を

すべて使わせろと要求しました。

 

さすがにこの要求は上司も渋りましたが、

こっちはすでに辞表という最終カードをきっているので

恐いものは何もありません。

 

この要求は半分通りました。

すべての有給休暇を使えば、丸2ヶ月休めたのですが、

とりあえず1ヶ月間の休暇を獲得しました。

 

この1ヶ月何をしていたのかというと、

ネットでの転売を開始しました。

 

 薬剤師の資格を持っていると転職が可能です。

今や選ばなければ、引く手あまたです。

 

実際辞めていった人は、

転職という形ですぐにまた違う薬局や病院で働き始めます。 

 

ですが、僕は

どこの職場に行ってもまた同じことを繰り返すのではないかと考えてしまいます。

 

なんとか転職という手段ではなく、

自分でお金を稼げないかと思い

「ネット 副業」などと検索を続け

転売をやることを決心します。

 

その詳しい過程はこちらに記載しております。

kimamaniyakuzaisi.hatenablog.com

 

 

1ヶ月の休暇と引き換えに、一旦辞表は取り下げます。

 

休暇後、上司にいつでも辞めますよと牽制球を投げると、

患者がほとんどこないような店舗への異動となります。

 

新店は楽といえば、楽なのですが、

暇すぎるのも考えもので、

やりがいとか、そういうものも皆無です。

 

一人薬剤師で、ずっと薬局にこもりきり、

毎日、薬品庫でお昼寝をして過ごしました。

 

半年ほどたって、それなりに転売で利益をあげるようになると

「もういいや」

と思い、ここで2度めの辞表提出。

 

エリアマネージャーが飛んできて、

 

「この地区にはお前の力が必要だ」

「力を貸してくれ」

「新卒が入ってくれば変わる」

 

などなど、都合の良いことを言っては退職を引き伸ばそうとしてきます。

何日も説得に通い続けます。

 

こんな状態からなぜ辞めれたかと言うと。

 

いつもの薬品庫でのお昼寝タイム中に、

たまたま本部長がやってきて、

それに気づかずに寝続けてしまっていたのです。

 

その本部長は寝ている僕を注意することなく放置し、

エリアマネージャーを怒涛のごとく叱ったらしいです。

 

次の日には

 

「もう気持ち変わらないしょ」

 

と、一言であっさりと辞表は受理されました。

「掌を返す」とはこの事なのだと実感しました。

 

会社で生き残るのも一苦労なのだなと身に刻み

 

今は、転売で小金を稼ぎながら

次は何に挑戦してみようかなーと考えつつ

毎日を過ごしております。

 

最近は、自分の考えを文字に表す練習をしています。

下手くそな文章をここまで読んでいただき本当にありがとうございます。